熱海ビーチクリーン2012 ダイバーもゴミも魚も大漁!?

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毎年5月の母の日前後に行なわれる恒例行事、
今年で21回目となる「熱海ビーチクリーン」に参加してきました!

毎年大好評のこのイベント。
集まったダイバーは、14ショップから133人。
陸上清掃チームと合わせると、参加人数272人の大賑わい。

 

ダイバーはゴミ収集用のネットを手に、海水浴場沖のマリーナや釣り公園周辺など、浅場で水中のゴミ拾い。
「熱海では何回か潜っていますが、ビーチクリーンに参加したのは初めてです。
いつも楽しませてもらっている海に、少しでも恩返しを、と思ってゴミを拾いました。
タバコやビニール袋など、一般ゴミが多かったですね」
(長山さん/写真右左側)

 

集まったゴミをひとまとめに。陸上部隊の収集分と合わせててんこ盛り。

「“未来の子どもから預かっている海を保護する”をコンセプトに、ビーチクリーンを行なっています。
毎年多くの皆様に参加いただいている結果、ゴミもずいぶん減りました。
海で遊ぶ子どもが減っている今、キレイな海を維持し、自然の素晴らしさを伝えていきたいです」
ダイビングサービス熱海/豊嶋さん)

 

ビーチクリーンに参加したメンバーには、
フィンやTシャツなど、マリングッズがもれなく当たる抽選会や、漁師汁&おにぎりのサービス。
アツアツの漁師汁がとにかく美味!

 

ビーチクリーン後のファンダイビングでは、8隻の船がフル回転!
水はやや濁っていたものの、
「ビタガ根」に林立するトーテムポールのようなトサカ類や、
ソフトコーラルに覆われた船体の周囲にサクラダイが乱舞する「沈船」など、
カラフルかつ豪快な熱海らしい水中景観を堪能。

「春濁りはもう解消されたので、これからは透明度も上がってきます。
水深20m程度に群れるサクラダイの、婚姻色や産卵シーンを観察するなら今がベスト。
ネンブツダイの口内保育、ベラの婚姻色も見どころですね」(豊嶋さん)

初夏からは、ワラサやツムブリなどの回遊魚が現れ、迫力の捕食シーンを目の当たりにできることもザラ。
ときにシイラやマンボウなど、レア系の大物も現れる熱海。
首都圏から1〜2時間で通えるお手軽豪快エリアに、ベストシーズンがやってくる。

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PROFILE
学生時代にアルバイトをしながらダイビングを始め、『マリンダイビング』編集部を経て独立。2007年にオーシャナの前身となるダイビング・ドット・コミュを立ち上げる。
現在はフリーライターとして活動。旅行ガイドブックや企業インタビュー、WEB記事など、多くのジャンルとメディアにおいて、取材・撮影・執筆を行なっている。
モットーは「楽しく安全なダイビング」。苦手なスキルは耳抜き……。
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