40年収集された深海生物の貴重な展示 -東海大博物館

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東海大学海洋科学博物館は開館40周年を記念し、「駿河湾の深海生物」の常設展示を始めています。
もともと同博物館には深海生物の展示が多いことで有名です。例えば、この体長5mのリュウグウノツカイ!

体長5mのリュウグウノツカイ

その東海大学海洋科学博物館が深海生物を特に取り上げた常設展示コーナーを作ったのですから、これは見逃せません。展示されている深海生物の数、なんと約150種!

チョウチンアンコウ

なんと言ってもこの駿河湾は世界的にも珍しい急深な湾のため、遠くない沖合でも水深2,000〜2,500m以深に棲む生物が採集されることが多い深海生物の宝庫です!
まさに東海大海洋科学博物館ならではの展示と言えそうです。

また、この展示のために、同博物館のHPでは特設ページが作られています。

この特設ページの中では、深海生物を採集してから標本にし、水槽を設計するところまで、普段は見られない部分が解説されています。

採集して、サイズを測り…、

ミツクリザメのメッシュ写真

標本を固定し…、

標本の固定

水槽のサイズなどを設計する。

水槽の設計図

この展示をスタートさせるまでのご苦労がとても伝わる内容となっています。

また、この特設ページの最後に書いてある文章にも心を打たれました。博物館の研究・標本収集についての気持ち・考え方を書いてくださっています。

当館では40年間にわたり標本の収集・保管・研究を行ってきました。大げさに言えば、その集大成が今回の展示になるのです。しかし、言うまでもありません が、ここに至るまでの標本収集にはたくさんの方々が協力してくださっています。とうてい、博物館の人間だけでは作ることができない展示なのです。この場をお借りしてお礼申し上げます。

個人的には博物館の研究活動とは、企業で言う商品開発のための研究であると思っています。企業のみなさんは社会やお客さんのために研究していますが、博物館も全く同じです。一般の方々から見ると研究は探究心のみで行っているように感じておられる方もいるかもしれません。しかし、研究は人が人や社会のために 行っているのです。だから、博物館の人間は社会や来てくださる来館者のために研究や展示活動をコツコツとおこなっています。まだまだ、十分でない部分もあるかもしれませんが、是非その成果をご覧ください。

深海生物好きの方は、ぜひパワーアップした東海大学科学博物館の「駿河湾の深海生物」コーナーをご覧ください!

●東海大学海洋科学博物館
静岡県静岡市清水区三保2389
Tel:054-334-2385

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PROFILE
2002年から2014年まで広告代理店(株式会社電通)に勤務し、テレビCM・グラフィック(新聞・雑誌)広告・ウェブサイト等の企画・制作や、各種プロモーションの立案に携わる。

電通で働いていた頃から、土日は都市型ダイビングショップのダイビングインストラクターとして講習やガイドを行う。

ダイビングが好きな人たちに自分なりの形で貢献したいと考え、メディアへの知見とインストラクターとしての経験を活かし、2010年にスキューバダイビング.jpを立ち上げる。
その後、2012年4月から越智隆治、寺山英樹とオーシャナを立ち上げ。

オーシャナでは、サイト全体の管理・運営や記事執筆、物販、営業など、プロデューサー的な役割を担う(なんでも屋とも言う)。

好きなものは音楽のライブ・フェスとサッカー。
男ではあるが普段着はスカートを愛用。
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