驚き!深海に三本足のようなヒレで立つイトヒキイワシの動画

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「なんだこれ!?」な生物がウヨウヨしている深海。
今日は深海でまるで三本足で歩くように移動するイトヒキイワシ(Tripod fish)の動画をご紹介します。水深1,000mを超える深海の映像です。

“サンキャクウオ”イトヒキイワシ(Tripod fish)

このイトヒキイワシ、三本足のように見えるのは腹ビレと尾ビレ。着底している際はその三点で体を支えています。
泳ぐ際には、体全体をゆらゆらとくねらせ、それにつられて胸ビレと尾ビレも揺れるのがなんとも不思議。
これが水深1,443mでROV(遠隔操作無人探査機)のカメラが撮影したイトヒキイワシの動画です。

このイトヒキイワシ、普段は深海の海底にじっとして、餌がくるのを待ち受けています。餌の少ない深海でエネルギー効率を抑えるために、このような独自の体型へと変わっていったとされています。捕食時には胸ビレ(体の上部から出てるヒレ)がムチのように長く伸び、これを動かして餌であるプランクトンなどを引き寄せるようです。
また、イワシという名前が入っていますが、イワシの仲間ではありません(イトヒキイワシはヒメ目・チョウチンハダカ科、イワシはニシン目)。

また、上の動画はイトヒキイワシという15cmほどの種で、下の動画は38cmほどになるオオイトヒキイワシと見られる動画です。オオイトヒキイワシの尾ビレは1mほどにもなるようです。

ROVなど深海調査の技術の発達により、イトヒキイワシなど深海生物の生態も少しずつではありますが解明されてきました。
なにより、こうして動画で見られるのは素晴らしいですね。不思議な生物は見ていてワクワクします!

なお、“サンキャクウオ(三脚魚)”というあだ名を持つこの魚、実は意外なところに登場していたのです。
それは「ドラえもん のび太の海底鬼岩城」!ドラえもんたちが深海に行ったシーンに登場しています。

ドラえもん海底鬼岩城のサンキャクウオ

これが描かれたのが1982年。藤子・F・不二雄先生は資料写真などをもとに描かれたのでしょうか。イトヒキイワシが動いている映像を見たら、先生はどう感じられたのでしょう。

なお、「のび太の海底鬼岩城」はものすごい名作です。ラストは泣けること必至でしょう!

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PROFILE
2002年から2014年まで広告代理店(株式会社電通)に勤務し、テレビCM・グラフィック(新聞・雑誌)広告・ウェブサイト等の企画・制作や、各種プロモーションの立案に携わる。

電通で働いていた頃から、土日は都市型ダイビングショップのダイビングインストラクターとして講習やガイドを行う。

ダイビングが好きな人たちに自分なりの形で貢献したいと考え、メディアへの知見とインストラクターとしての経験を活かし、2010年にスキューバダイビング.jpを立ち上げる。
その後、2012年4月から越智隆治、寺山英樹とオーシャナを立ち上げ。

オーシャナでは、サイト全体の管理・運営や記事執筆、物販、営業など、プロデューサー的な役割を担う(なんでも屋とも言う)。

好きなものは音楽のライブ・フェスとサッカー。
男ではあるが普段着はスカートを愛用。
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