一から分かるオーバーホール特集

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Q3.オーバーホールって何をするの?

A.洗って交換が基本。
“より快適に”が一歩先いくオーバーホール

ダイバーが水中活動をするうえで、絶対に確保しなければいけないのは“呼吸”。
つまり、レギュレーターのオーバーホールが不可欠です。
自力では洗浄できないレギュレーターを分解し、内部の汚れを取り除いたり、劣化部品を交換します。

その他、ゲージやホース、BCのインフレーターなど、普段、お手入れできない個所を基本にオーバーホールします。

ただ、ひとくちにオーバーホールといっても、お店の機器や工具、技術によって違いがあります。
例えば、一歩先いくオーバーホールでは、レギュレーターを個人に合わせて最も呼吸しやすいように調整してくれます。
※1stステージの中圧値と2ndステージの呼吸抵抗値を調整。

一歩先いく、オーバーホールのSTEP10

具体的にレギュレーターのオーバーホール過程を見ていきましょう。
一歩先いくオーバーホールのチェックポイントもご紹介します。

■STEP1 器材を郵送&受付
まずは、器材をダイビングショップや専門店に郵送、もしくは持ち込みます。
ここで、メーカーやモデル名、製造番号などを記録し、ワランティーカードの保証の有無を確認します。

★一歩先いく!
・詳細なメンテナンス実施記録を作成。
器材の状態を細かく数値化し、パーツひとつひとつの品番・名称・単価を記載します。
・プロは器材をひと目見れば、適切に使っているかどうか一目瞭然。
改善点が必要であれば、器材の正しい扱い方のワンポイントアドバイス。
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■STEP2 点検
タンクにつないでエアーを通し、1stステージの中圧値を計測します。
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また、実際に吸ってみて、フリーフローや異音がないか、器材が正常に動いているか、吸い心地はどうかなどを、見て聞いて感じて症状を見ます。
その他、破損部はないか部品の欠落はないかなど、外観チェック。
まさに、機器と職人技の合わせ技です。

★一歩先行く!
希望者には、機器で計測し吸い心地(調整)のチェック。

■STEP3 水槽検査
高圧タンクにつなぎ、エアーを通した状態で水槽に浸け、エアー漏れがないかチェックします。


★一歩先いく!
器材の組立後にこの検査を行うお店が大半ですが、早い段階でホースやゲージジョイントのエアー漏れなどを確認。
見込んでいた予算と大きな開きが出ないように、早い段階での確認は大事です。
エアーが漏れていると泡となるのでひと目でわかります。

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BCジャケットから

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インフレ―ターから

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ホース表面から

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ジョイント部分から

※器材の状態が著しく悪かったり、特殊な部品交換が必要など、部品代が高額になる場合は相談。
下取交換と買替えを比較検討するなど見積り。

■STEP4 分解

可能な限り細部まで分解。
錆の状態やメッキの剥がれ、部品のへたり具合などチェックしながら、慎重に作業を進めていきます。
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分解されたレギュレーター

★一歩先いく!
工具によって精度が左右されます。
メーカー指定の特殊工具や精度の高い工具を用いて作業。

■STEP5 洗浄
分解されたパーツは専用の洗浄液の入った超音波洗浄機にかけられます。
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1秒間に4万回以上繰り返される超音波によって形成される泡が、膨張→圧縮→破裂するときの衝撃力を利用して汚れをかきとります。
手動で洗うよりも短時間に精密で完璧な洗浄が可能。

★一歩先いく!
汚れを取るうえで大事なのが洗浄液。
例えば、2種類の薬液を用いた2度洗浄を行う店もあり、それでも落ちないしつこい汚れがある場合は、ブラシや綿棒を使ってきれいに落とします。

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■STEP6 乾燥
エアーで水気を飛ばして十分に乾かします。
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★一歩先いく!
部品の細部まで気を配った乾燥。
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■STEP7 組立
Oリング等の消耗部品を交換して組み立てていきます。
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★一歩先いく!
グリスを塗るとき指につけて塗ることが一般的ですが、不要な部分に余分な油分がつかないように、細かい刷毛を使って丁寧に作業を行います。
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■STEP8 調整

レギュレーター(1stステージの中圧や2ndステージ)の圧力調節を行ないます。
デマンドレバーの高さなど、2ndステージの調整は、作業者自身の感覚と経験に基づく技術力が最も問われます。

★一歩先いく!
初動抵抗計測器を使い、器材の状態を数値化。
微調整も可能となり、器材の性能を最大限に引き出すことが可能です。

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■STEP9 水槽検査・仕上げ・最終点検
水槽につけて、各部からエアー漏れがないか確認し、しっかり乾燥させます。
再度調整数値の確認を行ない、次回オーバーホール時期のシールを貼って完成。
★一歩先いく!
すぐに、何度も器材を動かすと部品を消耗させるので、最小限の動作確認を行った後は、1~2日寝かせて器材に部品をなじませます。

■STEP10 梱包・精算・出荷
プチプチなど梱包資材でしっかり梱包して器材を発送。
専門店の場合、急ぎで4~5日、標準で10~2週間で手元に器材が戻ってきます。

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