一から分かるオーバーホール特集

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Q9.器材を長持ちさせる裏技を教えて?

A.教えちゃうよ。

ホースを長持ちさせるプチ裏技

タンクのバルブを開けるとき、パージボタンを押しながらバルブを開けるとホースにかかる負荷が軽減されます。
意外と知られていませんが、こうするだけでホースの持ちは全然違います。

オーバーホール特集

パージボタンを押しながらバルブを開ける

パージボタンを押しながら、ゆっくりとバルブを開ける。
シューっとエアがもれるのが聞こえたらパージから指を離してバルブを全開。

バルブを開けると、高圧のエアが一気に流れ込み、ホースに大きな負荷がかかります。
パージボタンを押し、空気の逃げ道を作ることによって、その負荷を減らしてあげるというわけですね。

ホースは1万円前後する決して安くはないパーツ。
ホースに優しく接して、少しでも長持ちさせることは財布への優しさでもあります。

また、水中でホースが破裂!なんてことも希に聞きます。
もしもに備えることは安全ダイビングの鉄則。
ホースへの優しさは、自分自身を守ることにもつながるのです。

傷んだホースの見分け方

傷んだホースはエアを通すとぷっくり膨らみます。
こうなってしまったらすぐに交換しましょう。

オーバーホール特集(傷んだホース)

ゲージを長持ちさせるプチ裏技

ゲージ、特に残圧計のケアを怠るとどうなるのでしょうか?
こんなことになります。

こんなこと:結露

オーバーホール特集(結露したゲージ)

炎天下に器材がさらされたゲージは外気温で熱を持ち、そのまま海へ入ると一気に水温が下がって結露してしまうというわけです。

特に金属製のゲージは熱伝導率が高いので結露がしやすく、結露は残圧計の針を腐らす原因にもなりかねません。
逆に樹脂製のゲージは結露しにくいのですが、一度結露して水滴が発生すると熱が入りにくいので乾きにくいです。

なので、直射日光が当たらないように、ゲージをBCのポケットに入れたり、タオルなどで巻いておくだけでも長持ちします。
保管の際は、やはり直射日光を避け、風通しのよい日陰というのが基本です。
日射しの強い南国では特にオススメします。

また、こんなトラブルもあります。

こんなトラブル:水没

オーバーホール特集(水没したゲージ)

原因は“外部からの衝撃”。

衝撃が加わることで、中の管(ブルドン管)に亀裂が生じたり、小さな穴が開いて、文字盤とガラスとの空間にエアが漏れ出し、そのエアの圧力が前面ガラスを押し上げ、水が入ってしまいます。

写真のゲージのように弁がついていないタイプのものは、水が内部に溜まった状態になり、弁がついているタイプのものは、弁からエアが放出され弁がはずれます。
そして陸上で残圧ゲージを振ると、弁から水が出てきます。

予防の方法は至ってシンプル。
衝撃を与えないよう、丁寧に器材を扱うしかありません。

直射日光と衝撃。
2つの大敵に気をつけながらも器材は消耗品。
定期的なオーバーホールをせず長期放置していると、
致命的なダメージに繋がってしまいます。

致命的なダメージ:金属の腐食

オーバーホール特集(ジョイント部)

塩がついたまま長期放置していると金属が腐り、洗浄にかけて塩を取り除くと、メッキ剥がれを起こしている状態です(写真)。
一度メッキが剥がれると、あとは広がっていくのみで元には戻りません。
剥がれたメッキ片がOリングに付着するとエア漏れを起こす事もあります。

最悪の場合……。

ゲージジョイント部(残圧計と高圧ホースの接続部)のOリングが劣化し、エア漏れを起こしたり、湿気が入ってブルドン管が腐って計器が狂う原因になります。
最悪の場合、破裂することもあります。

器材の劣化具合によって料金はかなり変わってきます。
さらに、ダイビングのリスクを減らして安全なダイビングを楽しむ上でも日々の器材のケア、定期的なオーバーホールは欠かせません。

器材への優しさは、お財布と自分自身への優しさです。

器材はいつ洗う?

器材は現地のお店の水槽でしっかり洗うべきなのか、家に帰ってしっかり洗うべきなのか。
どちらがいいのでしょうか?

現地では軽く塩を落とす程度に洗い流し、少しの間水につけておきます。
その後、自宅の浴槽や水槽に10分前後つけて、ホース部についている塩をスポンジなどで軽く拭き洗いし、日陰で乾かすのが良いと思います。

現地のお店の水槽では、混み合っている時などは水も汚れていたり、海水が混入したりしています。
自宅での洗浄を行うか、行わないかで器材のもちに違いが出てきます。

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