モルディブ・バア環礁がUNESCOの生物圏保存地域に認定

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小笠原が今年6月にUNESCO(国際連合教育科学文化機関)の世界自然遺産に登録されたことは有名だが、同じときにモルディブのバア環礁がUNESCOの「World Biosphere Reserve」に登録されたのはあまり知られていないかもしれない。

Biosphere Reserveというのは生物圏保存地域という意味で、
“人間と生物圏計画”が設定する自然保護地域。
「核心地域(core area)」と「緩衝地帯(buffer zone)」「移行住地域(transition area)」から成る。

世界遺産ではないけれど、世界自然遺産に匹敵するほど貴重な生態系があることが認められ、それを保護保全し、地元の人の教育や開発に役立てていこうというもの。
世界114カ国580エリアが認定されており、ほかにオーストラリアのウルル(エアーズロック)や日本の屋久島などが認定されている。

バア環礁といえば、一昨年前から爆発的に人気になった”ぐるぐるマンタ”が狙える「ハニファルベイ」があるところ。
モルディブ マンタぐるぐる

ハニファルベイ以外でも、シーズンになると魚影が濃くなりマンタやジンベエザメが見ら得るので、ダイバーにも大人気の海域なのだ。
UNESCOでもたくさんのリーフに地球上でも極めてたくさんの生物の多様性が認められていること、それでいて年間35万人もの旅行者がここを訪れていることから、その保護を継続的に進めていくことが必然とされ、認定されたもの。

感動的な出会いが待っているバア環礁だけに、UNESCOの生物圏保存地域に認定されたのは喜ばしいことと観光関係者は語る。

ちなみに、「ハニファルベイ」は、UNESCOの生物圏保存地域認定とは別に、この7月に新しく条例ができ、来年からはオペレーション業者は認定を受けた船のみ、スクーバダイビングは不可、料金が必要になる・・・などかなり規制が厳しくなる。
詳しくはこちら

もう既に今年の日本人向けバア環礁ダイブサファリは満席という噂もあるが、空きを探すか、周辺のリゾートを利用してでもいい。スノーケリングだけでなくダイビングも楽しむなら年内に「ハニファルベイ」を狙うことをお勧めする。

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